心模様

忙しさのピークは一先ず過ぎた感じ。とは云え、まだ何となく落ち着かない。職場とお家の往復で淡々と日々過ぎる。以下あまり面白くない話。

金曜日は前の職場の方たちと久し振りに会った。不況の波は前の職場にもひたひたと寄せており、と云うか、寧ろ如実に顕れる業界だったこともあっての業務縮小。部門解散会である。退社以来一年振りの再会はかなり躊躇った。辞めた時の私の状態と職場の状態が決して芳しくなく、ずうっとこの一年もやもやと(少なくとも私は)していた。ただ、会合の理由が先のものだったため、心を奮って顔を出すことを決める。今の私がどんな仕事をし、どういう風に生活をしているのかをお伝えすることがけじめだと、勝手にそう思った。

「漸くしっかりしてきた」と前の上司に云われた。「素直になった」とも。この年になりやっとしっかりしてきたと云われることに恥じ入りつつも、少しほっとする。あの頃は本当に酷かった。数え切れない人に迷惑を掛けた。でもこうして振り返ることが出来るのは、一寸ずつでも前に進んでいるってことだよな。そう思いたい。

私が居た時は、恐らく、最も賑やかで最も華やいだ時期だったんだろう。ワンフロアに犇く人と捌き切れない仕事。それが今、フロアは半分に、仕事もせいぜい三分の一ほどになってしまったという。寂しい。難しい時代。答えは出ない。