ほろ苦い

大学時代の友人と江戸川の花火大会へ。新宿でお茶をしてからのこのこ出掛けて行ったら、すし詰めの篠崎駅。地上に出るまで10分くらいかかってしまった。地上は地上で人波がうねっており、花火を見に行ったのか可愛い浴衣のお嬢さん方を見に行ったのかわからん。焼きそばとたこ焼きを食らいつつ、だがしかし、花火を鑑賞した。蒸し蒸しした熱気、浴衣に扇子そして花火。日本の夏だねぇ。夜空に咲いては散ってゆく大輪の花を見ながら、花火職人もいいなとぼんやり考えてしまった私はやはりちょっとどこかネジが緩んでいるのだろう。
大学の友人とは話す内容ががらりと変わった。仕事のこと、家族のこと、今後のこと。会うと学生時代の頃のように戻ると同時に、びりびりと刺激のようなものを受け少し自己嫌悪になる。

私って何者なんだろうか。もういい歳なのに愕然とする。