サンタに願いを

仕事が思う様に運ばずちょっぴり下がり気味な夜はヲタ業務に励む。異論は認めない。え?栗栖鱒?わあ美味しそうー。

という訳で忘れないうちにお芝居の感想を書くぞ。今回は脳内HDDの容量オーヴァーにつき上手にアウトプット出来ない様な気もするが、あくまでも自分の覚書として。

フライパンと拳銃

返す返すも良い役を貰ったなかざま、というのが一番。誤解を恐れずに云えば、素敵な役を引き寄せるのも役者の運と才能の一部だと思っているので、そういう意味で大変幸せな気持ちになった。役者の器というのかな。ビッグマウス大いに承知。だが、かざまさんのそれも実は着実に大きく深くなっていっていたのかも、と思ってしまったりしたのでアール*1
好きな場面やら台詞を挙げれば枚挙に暇が無い。滝本の数々の名言とお茶目な仕草*2、林刑事の飄々とした風、回を追う度にコメディーの楽しさに開眼していった(様に見える)直海。けどやっぱりね、最初に観た時の、口の端っこできゅっと微笑み窓からひゅるりと消えた繁田*3が私のベスト・ワン。個人的にあの何とも云えない感情と余韻は今までに無かったんだもの。龍の口の中に飛び込んで行って咀嚼されてもあの感覚は無かったよ。ねえ。
ジーツーさんのホンは、思い返すとハッとする仕込みが多くひょっとしたら今私がこの作品に感じている意味以上のそれがあるのかも知れないとも思う。難しいことを難しく書くのは簡単だけど、難しいことを易しく書くのは難儀なんだと誰か*4仰っていたのが頭を過ぎった。

さて、今までの辛口から一転で後ろ指を指されそうだ。あとかざまさん寄りも目に余る様な気がしないでもないが。ええい!どろん!サンタさん、DVD化よろしく!(どさくさ)

*1:特に今年の舞台の当たり方は凄まじかったしな。

*2:「うぅ〜ん」(誤魔化している)とか「地味に救急車ジャック」とか心地良いほどにツボを刺激して下さった、東京公演中はあれで調子を崩されていたというのだから吃驚。

*3:そう云えば、フライヤーのあのポーズは壮大なねたばれだったのだろうか。

*4:みたにん。