自分と向き合う勇気

渋谷の宇田川町辺りを自分のテリトリーにできたら、きっと面白いだろうなあと思う。

百万円と苦虫女

自分のことを「強い」と思っている人ほどこそ実は本当のところで脆く、その弱い部分を認めることができた時「強い自分」に近づくのかもしれないとこの作品を観てぼんやり感じた。ドーナツを齧る蒼井優のラストカットには、自分自身とどうやってもそこにある現実に向き合っていく清々しさに満ちていた気がする。
まあ、分かったような分からないようなことはさておき。いや、内容も良かったんだけども。あんなバイトの先輩*1が居たら絶対に惚れちゃうんだけども。私個人的には映像の質がめっさめさ好みだった。少し懐かしさを憶えるような陰翳の深い感じと云うか、古い写真集を捲っているみたいと云うか。被写界深度の切り替えでいいのかな、それがとても効果的だったように思う。あと色調補整をかけているかのような色彩。ああいう映像を撮る監督さんに一度お願いしたいもんス、かざまさん*2

そうそう、忘れるところだった。マイクパフォーマンスをする笹野さん。これは見逃してはいけない。おじいちゃん、遊びすぎたな。

*1:森山くん。

*2:云うのは自由でしょ?そうでしょ?