... never be completed.

レイチェルを探して顔を煤だらけにしていた茂木くんの話*1や、ズグダンズンなんとかを完璧にやり切った生田さんの話をしたいのは山々ではあるが、今日は別の話。懐古と記録。

植栽は大好きでも、ファンタジーランドにはあまり足をお運びいただいていないらしいかざまさんはご存知ないかも知れないが、月曜日、ミッキーマウスレビューというシアターアトラクションがその歴史を閉じた。ミッキーの歴史を紹介するフィルムとオーケストラによる演奏会の二部構成。時には憩いの場として、時には休憩所として、小さなお子様からご高齢の方まで、本当にたくさんの方にご愛顧いただいていた。
何と云うか、凄く不思議な感じ。いつ行ってもそこに在るものだと思っていたので、あの扉がもう開くことがなく、幕も上がることがないのかと思うと、漠然とした寂寥感に襲われる。私はゲストとしての立場以外に、その空間で過ごした時間とか思い出とかなんや訳わっからん感情が、絨毯やらベンチやらトラッシュカンやらサインスタンションやらから匂いたつようでクラクラした。
最終日は、普段では考えられないような多くのゲストの皆さんに楽しんでいただいたようだ。いつもの平和なシアターを知っていると、熱病のような盛り上がり方で、内心すこぶる複雑ではあった。結局のところ、最終公演を観ることは叶わず。最後のゲストの入場が終わり入口の扉が閉まる瞬間は思いかけず涙が溢れてしまい参った。
特に示し合わせた訳ではないのに、一緒に働いていた人たちともたくさん再会できた。みんな泣いてたなあ。「パークは永遠に完成しない」ものだから、いずれはこんな日が来ると覚悟していたけれど、やっぱり、寂しい。

Mickey Mouse Revue
  

*1:あの雨宮さんの婚活話や茂くんの猫探し合コンに簡単に納得してしまう茂木くんって、何て云うか、ピュアっつーか純粋っつーか、ひょっとしてバ…(規制)?