出張車中

ヲタ活動→仕事→ヲタ活動の飛び石連休。充実していたが眠い。以下、絶賛ねたばれ中。

カゴツルベ(0320と0322ともにマチネ)

辛い辛いと云われる私だし今回は感想は書かなくて良いかしらと思っていたら、書かないのが一番どうかと思う的なご指摘をお友達らから受けたので書くことにしよう。と云っても、初めて観た後には本当に書くことが無いなあと思っていたのが正直なところ。うーん。何と云うのが最も的確か、断片的には印象的な場面があっても俯瞰すると直ぐに退色していく感じとでも。実は私は前日にすでに観ていた友人に懸念事項を確認していたので、まあこんなものかと思っていたら、お友達らは作品から受ける違和感を隠し切れなかったようで……まあ目の肥えた友人らだしのう。で、二回目は普段は決して使わないオペラグラスを金を払って借り出して*1観てみた。私の視力の壁かも知れないが、オペラグラスサイズの視界で具合が良い。ただ舞台ではなくテレビを見ているみたいだったけれど。

私は、このお芝居でやろうとしていることは何となく判るし、それが嫌いではなく寧ろ好みではある。鏡を使い客には本当の(痣の無い)自分を見せたり、登場人物の関係の対比で雰囲気を引き立たせたり、鳥籠の中での花魁の群舞とか、一つ一つは恐ろしく計算されているんじゃないかと思う。ただそれをどう繋ぐか、どう展開させるかが、まあテレビみたいだった気がするんだなあ*2。それがライトが明滅するようにぱっと印象の花が咲くんだろう。恐らく。

かざまさんについては、一回目より二回目とますます自分の芝居をコントロールされているように見受けられた。そこはかとない色気も出てきたし*3、悩ませてなんぼのもんぜよ。

とりあえず先は長いし。まだ幸いにも観るチャンスがあるので、印象も変わるかな。

*1:使わないから持っていないしー。

*2:あと肉声ではなく、マイクだったことも一寸手伝っているかも知れない。

*3:あたしもニャーってやりて……や何でもないれす、げふんげふん。